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国際ブランドとは
国際ブランド(インターナショナル・ブランド)とは、世界中で利用できる決済システムを提供している会社(ブランド)のこといいます。
日本では、「VISA」「Mastercard」「JCB」などの国際ブランドが有名です。なお、「VISA」と「Mastercard」はアメリカ、JCBは日本のブランドです。
↑は国際ブランドがVISAのクレジットカード
国際ブランドの世界シェア
2019年現在、VISA、Mastercard、UnionPay(中国銀聯)、American Express、JCB、Dinersが6大国際ブランドと言われています。(Discoveryを加えて7大国際ブランドという場合もあります。)
2017年の実績によると、総発行枚数は約119.5億枚となっており、世界人口を77億人とした場合、1人当たり平均1.5枚持っている計算になります。
また、総取扱高は28兆2,389億ドルですので、1人当たり年間3,667ドル(約40万円)を使っていることになります。
2017年の実績において、中国ブランドである「UnionPay」が発行枚数、取扱高ともに世界No.1です。発行枚数ベースでは、シェア50%を超えていますので、世界で発行されているカードのうち2枚に1枚は「UnionPay」の国際ブランドがついているという状況になっています。中国の成長を考慮すると、今後も「「UnionPay」のシェアは拡大し続けるでしょう。
【6大国際ブランドの世界シェア(2017年の実績)】 |
ブランド | 総発行枚数シェア* | 総取扱高シェア* |
VISA | 26.4% | 37.1% |
Mastercard | 15.3% | 18.6% |
UnionPay(中国銀聯) | 56.0% | 38.9% |
American Express | 0.9% | 3.8% |
JCB | 1.0% | 0.9% |
Diners | 0.5% | 0.6% |
*総発行枚数:119億5,480万枚、総取扱高:28兆2,389億ドル(クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの合計値)
グラフ① – 6大国際ブランド発行枚数シェア |
グラフ② – 6大国際ブランド総取扱高シェア |